27日目 基隆到着
揺れが激しい船に揺られ夕方になってきたころ台湾の島影が大きく見えてきた。 さらに近づくとところどころにある街の明かりも見える。海に山が迫っておりすごく急峻な地形をしている。
しかしこれまで船で島に停泊しつつ来たせいかあまり興奮したりはせずただ石垣の次に上陸する島という感じ。
台湾
基隆港
基隆港が近くなり夜景が見え始める。雨が降ってきた。さすが雨の街基隆。街がオレンジ色。急な山の斜面にもオレンジ色の夜景が広がっている。 現地時間(日本より1時間遅れている)の6時に基隆に到着。船の中で入国審査。一体どんなことを聞かれるんだろうとドキドキしていたがなんにも聞かれず一言も話さずスタンプを押すなどして終わりだった。
船から降りて自転車はトラックに載せ港湾ターミナルまでバスで移動。結構長く移動した。途中ファミリーマートやトヨタ、日産などの店舗が見える。でもちょっと日本とは違った。
ターミナルに着き荷物検査。検査されるのは食料品だけですぐに終わる。
同じ船に乗っていた欧米人のペアが自転車だったのでどこ行くのかとか今日はどこに泊まるのか、両替するところはあるかなどについて英語で話した。ちなみにこのターミナルは両替するところがない。しかも夜に着くので銀行は閉まっている。自分はあらかじめ日本で一日分だけ両替してきたが注意が必要。しかし+PLUSマークのついたキャッシュカードを持っていればコンビにのATMで引き出せるので便利。
英語は大学受験のとき一番の苦手科目だったが意外と話せるもんだ。 ペアの人たちは数回、日本と台湾を走っていたらしく北海道や関西、九州、台湾ではタロコ渓谷にも行ったことがあるそう。これから台湾から東南アジアの方に行くらしい。
その人たちと別れ安いホテルを探しに街へでる。おおー右側通行だ。街全体がオレンジ色。看板は漢字。 急にワクワクしてきた。ただ夜の街を走っているだけなのにものすごく楽しい。
地球の歩き方に載っていた安いホテル(旅社)はすぐに見つかりどこか自転車を置くところを探すが台湾はすべての商店が中古バイク屋だと思うぐらい街にオートバイが駐車してあり置くところがない。旅社の前をうろうろしていると人が出てきて手招きをしてくれた。しかも日本語。自転車を中に入れさせてほしいと頼む前に自転車を中に入れてくれた。一泊700元
基隆のメインストリート
エレベーター前に自転車を置かせてもらい4階の部屋まで3往復して部屋に荷物を置き一時間ほど休憩してから夜市に向かう。
基隆夜市
日本に似ているけどごちゃごちゃしていてアジアを感じる。夜市は人が多く賑やか。 3往復ぐらいして一軒のお店に入り甘酸っぱいタレのかかったご飯とスープを注文。スープは八角?の匂いがする。安くておいしいけどご飯の量が少ない。足りないので帰りがけにATMの確認がてらコンビニでパンとジュースも買った。 コンビニには日本語が書いてある商品だらけ。日本で商品名を英語で表示するみたいな感じで日本語を使っているようだ。
旅社に戻りシャワーを浴びてテレビを見る。日本のアニメがたくさんやっていた。部屋にやけに蟻が多いと思ったら天井の隅すべてに蟻の大名行列が。
旅社の部屋
シングルなのにベットが大きい。枕も二つあるし。台湾の安宿は連れ込み宿も兼ねているところが多いと聞いていたがそんな感じがちょっとした。でも部屋はきれい。蟻を除けば…。
基隆到着〜藍美大旅社
走行距離 1.2km
平均時速 km
使ったお金 835元 (1元=約4円)
総走行距離 2213.2km