51日目 帰宅
今日は雨。搭乗する羽田行きの便は夕方だが午前中に準備を済ませお昼に出発。まず自転車屋さんで自転車を梱包するダンボールを貰おうとするも 最初のお店ではないとの返事。もう一軒の方で運良くダンボールを貰うことができた。ダンボールっていつもあるわけじゃないんだ。 気をつけないと。
大きなダンボールを片手に自転車を漕ぐ。これが予想以上に大変。しかも雨が降っている。橋のあたりで風にあおられ転倒してしまった。那覇空港に近づくと風も強く進めない。早く出発してよかった。
しかし空港手前でバランスを崩しフェンスに激突。自転車のサイドバックの金具が折れてしまった。ガーン…。最後の日に壊れてしまうとは…。紐で補強し空港に到着。貰ったダンボールは雨でぼろぼろ。とても梱包できる状態ではない。那覇市街から空港まで少ししか離れていないのに。
搭乗手続きが始まるまで時間があるので空港前でどうしようか考える。とりあえず準備としてペダルをはずそうとするがビクともしない。完全に癒着していてまるで溶接してあるかのよう。この自転車ってペダルが外せないタイプなのか、とさらに途方にくれる。
しばらく外で待った後、僕が乗るスカイマークエアラインズのカウンターに行き自転車がある旨をつげカウンター近くまで自転車を持ってきた。搭乗手続きをして手荷物をあずけることになる。自転車なんですけど空港に来るまでに雨で濡れてしまってダンボールがこんなになってしまったんですけどどうしたらいいですかと係員さんに聞く。するとこのまま乗せてくれるそう。
できればペダルを外してくださいとのことだったがこの自転車、ペダル外れないんですと言うと外さなくてもよいということに。さらには6点もある受託手荷物の追加料金も取られることもなく預かってくれた。(自転車は1000円)しかも応対も好意的で非常に丁寧。自転車は嫌がられると聞いていたがまったくそんなことはなかった。ありがとうスカイマークエアラインズ。国内で飛行機を使うときは絶対スカイマークにします。
那覇空港
待合室でしばらく待った後飛行機に乗り込む。空港は風が強く暴風の様。飛行機の座席に座り離陸を待つ。飛行機は高校の修学旅行以来でドキドキ。離陸のときの加速と上昇に大興奮。上空11000mでようやく雲の上にでた。この高度でちょうど雲とすれすれ。雲が山脈みたいに見えすごくきれい。空の上では羽田につくまで電車の車窓の風景を眺める子供のようにずっと窓にへばりついていた。
そしてあっというまに東京。わかってはいるが飛行機って恐ろしいほど速い。新橋から横浜まで電車が開通して所要時間が段違いに短くなったときに乗客がこんな短時間で横浜までつくわけないだろうと言ったというような話を聞いたことがあったがその気持ちすごくわかる気がする。
東京上空に着き、空の上から見る東京の夜景を楽しみにしていたが湘南や房総半島は晴れているのに都心だけ雲がかかっていてその雲がうっすら明るくなっているだけだった。しかし房総半島が非常に明るく感じた。
羽田に着き、荷物が出てくるのを待つ。自転車はビニールで覆われて係員の人が持ってきてくれた。今度から飛行機輪行するときは業務用ビニールで梱包しようかな。羽田空港の係員さんも非常に丁寧に応対してくれた。
空港で荷造りをして出発。空港から蒲田方面には自転車が通れる道が通じていることは調べておいたがどこかわからず羽田のターミナルを一周してようやく蒲田へと向かう道にたどりついた。そして多摩川沿いから川崎の夜景を見ながら蒲田近くで国道15号線に合流し横浜の自宅へ帰宅。旅の最後はあっという間。
羽田空港
羽田から蒲田への道。対岸は川崎市
帰宅
走行距離 29.0km
平均時速 13.5km
使ったお金 1460円
総走行距離 3464.2km