29日目 台北市街観光

朝はゆっくり起きる。今日は台北101付近を散策する。自転車があると散策しにくいのでドミトリーに置いて徒歩で101まで行く。駅前の忠考東路二段をまっすぐ進む。台北駅から101までは4〜5kmだと思うがその間に行政施設、オフィス、デパートなどが続いている。

駅前の忠考東路二段
遠くに101が見える。

台北の秋葉原。八徳路一段の電気街。

途中近くにある電気街に行く。思っていたほど大きくない。PC関連の店が200mぐらいの通りに並んでいた。まだ午前中ということもあってか人通りも少なくすぐに通り過ぎた。

先に進み忠考復興駅にくると日本の渋谷のような若者向けの大きなデパートが集中するエリアに。太平洋そごうが目につく。しかし台湾のデパートはここにしても台北駅近くの三越、中山駅付近の三越などにしても日本の大きな都市のデパートよりも規模が小さい。小さく古い雑居ビルみたいな建物が多く区画が狭いからなのだろうか。

さらに先へ進み市民大道にでて京華城へ。ここはぜひ行ってみたい場所だった。台北にあるデパートの中ではかなり大きい。そして目を引くのが巨大な球体。中に入ってみると球体と建物本体との間が吹き抜けになっていて上下の奥行きが非常に広く感じる。球体の中は普通のデパートでほかのお店も普通のデパートとあまり変わらなかったけど 京華城にしても101にしてもこれから行く高雄の八五大楼や信義区の新光三越にしても台湾の大型施設は非常にユニークなデザインのものが多い。

日本のものは似たような外観のビルが多いと思う。

京華城
大型ショッピングモール。非常にユニークな建物

京華城の内部 球の中にもちゃんとお店がある。

信義区中心

新光三越信義新天地店。外見がユニーク。三越は少し固いイメージをもっていたがこの建物は赤と黒の色使いが斬新。日本でもこのくらい斬新な店舗を建てないかな。ちなみに内部は高級店中心で富裕層向けな感じ。デザインがよくやたら高い家具や電化製品があった。

台北101のショッピングモール。でかいです。

真下から見た101

内部の吹き抜け。

若者向けのショッピングモール紐育紐育(ニューヨークニューヨーク)写真左下に自由の女神があります。 ニューヨークだけど大きな広告はソニー。和風で完全に東京東京。

内部はさほど広くない。

その後101のある信義区中心に着く。台北の信義区は開発が盛んなエリア。新しい建物が次々に建っている。区画も大きく道路も広々としている。101のショッピングモールは非常に大きくしかも高さがある。地下のフードコートも大きい。すぐに展望台に行くつもりだったけど今日はあまり天気が良くないので夜まで待つことに。そのため暇をつぶしにシティホールの無料の博物館へ入ることにここには台北の昔から現在そして未来までの台北市の発展の様子などが展示されている。

が、入ってみると社会科見学の小学生が大勢でうるさくゆっくり見られなかった。日本の植民地化、侵略に関するところなんかはおもしろそうだったが見ようとした矢先に小学生が大勢集まり座って語り部?の人の話しを聞きだしたためそそくさと退散してしまった。

台湾の服が展示されている場所にくると案内役の人以外誰もいない。案の定その人に話しかけられた。こちらが日本人だとわかると英語で話しかけてくる。こちらはできるだけ中国語で答える。そんなやり取りが続く。

これからどこに行くのかと尋ねられ土曜に宜蘭に行ってその後梨山へ行くというとどうやっていくのかと交通手段の話しになり、自転車で台湾を一周しますと中国語で答えるとハァ?みたいな返事。何度も英語でバス?トレイン?エアプレーン?バイク(オートバイ)?と言われる。「自行車(自転車)バイシクル、サイクリング!」と色々答えたけど通じないのか冗談だと思っているのかあなたは一体何で行く気なの?という感じ。 台湾は自転車に乗る人が少ないからしょうがないのかもしれないが。

その後自転車をこぐまねをしたりしてむこうもようやくこちらが本気で自転車で行くことがわかりえらく驚いたみたい。そしておすし好きと尋ねられ、もちろんと答えると今からいっしょに行きましょうということになり、仕事を切り上げてしまい101のフードコートへ。

パックのおすしをたくさん買ってもらいさらには今日の夜に夜市につれていってあげると言われどこどこに何時に来なさい。明日も食事に連れて行ってあげるから明日電話を頂戴ということに。電話代として大量の小銭までくれた。

正直今日はいいとして明日の予定まで決められるのはちょっとと思ったが好意で言ってくれているんだし積極的に捉えてみようと思ってみた。

待ち合わせの時刻までは台北101の展望台へ。値段は350元とかなり高め。ここのエレベーターは世界一の速さ。これがびっくりするぐらいに速い。案内の人が少し紹介をしているうちに着く。まるで瞬間移動。展望台は約400mの高さにあり台北を一望。屋上展望台もありそこには+100元払っていく。しかし柵がじゃまして夜景が見づらい。

台北駅方面の夜景
中央奥右の道路の明るい場所が台北駅。日本の大都市の夜景に比べると暗くオレンジ色の光が多い。大通りの裏に入るとすぐ古い雑居ビルが密集しているエリアがいろいろなところにあるためだと思う。

信義区エリアの夜景

101から戻り約束の場所へ向かう。しばらく待ってふただびさっきの人と再会。そのまま夜市に行くと思ったがなぜか別の方向へ。そしてオフィスビルの中へ案内された。そこはなんと台湾で一番大きな新聞社の本社らしい。その人曰く、姉がここで働いているからあわせてあげるとのこと。受付でお姉様に会いビジネスライクな挨拶をされ名刺をいただいた。これからこの新聞社の中を案内してくれるらしい。

上の階から順に紹介されここはどういう部署です。などといろいろ説明を受けた。さすが一流企業だけにオフィスはすごくきれい。その人はものすごく滑らかで聞き取りやすい英語を話すのですごくわかりやすかった。いやはや台湾で新聞社の中を見学するとは思わなかった。

ちなみにここでバイシクルってなんて言うんですかと聞くと脚踏車(じゃおたーつー)というらしい。自行車は台湾では通じないようだ。 脚踏車のほうが発音しやすくてよかった。(しかし自行車という標識はたまにみかけた。)

そしてその後台北で2番目に大きい饒河街観光夜市へ。いろんなものを食べさせてもらったり知り合いを紹介してもらったり。さらには夜遅くなったのでタクシーでドミトリー近くまで送ってくれた。そして明日は淡水に行きなさい。あそこはきれいだから。じゃあ明日電話してねとのこと。これでは明日淡水に行かなければならないではないか…。

そしてドミトリーに帰って今日あったことを話す。オーナーの人から注意を受けた。台湾の人は親切すぎる。ちょっと仲良くなるとホテルの部屋にまで来るから気をつけなさいとのこと。他の海外では悪い人の誘いを避けるのが大変だが台湾では親切を避けることが大変みたい。ちょっと気をつけよう。

そして他の宿泊者といっしょにまたもや深夜まで話し込み就寝。今日はいままでの人生の中で最も英語(もちろん中国語も)を使った日になった。

ゲストハウスおおしろ

走行距離 0km
平均時速 0km
使ったお金 975元 (1元=約4円)
総走行距離 2252.6km

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