東日本自転車旅行

21日目 士別〜美深〜手塩 晴れ

朝は早めに出発し名寄へ。ここから国道を離れ県道252号線の東雲峠を越える道へ。峠は大したことも無くそのまま美深に到着。天塩川沿いをさらに進み昼頃には音威子府の道の駅についた。ここで昨日横浜からフェリーで来たというライダーの人にあった。今日中に稚内に着き利尻へ渡るらしい。もしかしたら利尻で会うかもしれませんね。などと話し別れた。

音威子府から先は集落も無く天塩川に沿った谷沿いの道を進んでいく。直線道路を行きカーブを曲がるとまた長い直線道路という道が続く。景色も単調であまりおもしろい道ではない。手塩に行くため国道を外れ県道855号線、551号線へと進み小さな峠を越えて天塩につき鏡沼海浜公園のキャンプ場に着いた。手塩からは雲を被った利尻岳が見える。

手塩は小さい町だがキャンプ場はライダーハウスも併設してあり温泉やコインランドリーもあるので非常に便利。テントを張ろうかと思ったがライダーハウスに泊まってみることにした。ちなみにキャンプもライダーハウスもどちらも100円。

ライダーハウスは共用が2棟と女性専用が1棟あり中は5人ぐらいが寝れる程度の広さだったが現時点で自分を合わせて二人しかおらず広さは十分。相席した人はユースホステルに泊まりながら日本一周している年下の若い人だった。

夕食を食べる前にキャンプ場に隣接した天塩温泉に行こうとしてキャンプ場を通り過ぎる際、そばに自転車があるテントにいる人に挨拶すると話しかけてくれてしばらく話すことに。この人は仕事の休みを利用して自転車で北海道の海岸沿いを一周しているらしい。長い休みは取れないので数年もかけて達成する予定だとか。若いときに自転車旅行に憧れていたけどできず、その後就職し結婚もして子供を持ったが今になってやってみようと思ったそうだ。生き生きとしていて話していてすごくかっこよく感じた。こんな人になりたいと思った。

しばらく話した後、天塩温泉に入ると温泉はなんとアンモニアの臭いがする。しかもほのかになんてものでなく強烈な臭い。こんな温泉は初めてだった。温泉は湯船の種類が豊富で大きな施設だった。

ライダーハウスに戻ると先ほどの人は寝ていて入りづらい。となりの空いているライダーハウスで寝ようと窓から中を覗くと人が寝ていた。寝ている人もこちらに気づき起きてしまった。いきなり窓から覗いてしまったからかなり驚いただろうな。びっくりさせて申し訳ない。しかしこちらでごいっしょしてもいいかたずねると快くOKしてくれた。

この人はバイクで北海道を旅している人だったが非常に会話が弾んだ。インドなどのアジアもよく旅をしているらしく色々なことを聞くことができた。それから中国語のことを話したり。北海道の穴場を教えてもらったり、深夜まで話してしまった。最後に泡盛を一杯貰ったがあまりにきつく全部飲めなかった。申し訳ないです。

つくも水郷公園キャンプ場〜美深〜音威子府〜手塩〜鏡沼海浜公園ライダーハウス

走行距離 141.9km
平均時速 20.7km
総走行距離 2061.2km

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