東日本自転車旅行

37日目 十勝岳登山、美瑛 晴れ

今日は十勝岳に登る。山頂は雲に覆われているが晴れることを期待してキャンプ場を出る。 十勝岳の登山口に行くには吹上温泉まで自転車で上らなければならない。キャンプ場の管理人さんや吹上温泉に行ってきたライダーの人に聞いたところ上富良野から吹上までの上りはかなりきついらしい。そんなにきついところならば是非上らねば。 キャンプ場を出て吹上温泉方面はとラベンダーの花壇がつづく道を走る。緩やかな上りでラベンダーの香りを感じながら快適に走る。

吹上温泉へと続く道

開けた道から林の中の道に入るとだんだんと勾配が急になってくる。標高700m辺りからは時速6,7kmほどしかでない急勾配になった。多分10%超えているんじゃなかろうか。

標高900m付近の道

途中何度も足をつきながらなんとか吹上温泉まで到着。思っていたよりも速く上富良野から1時間40分でいけた。 吹上温泉までの道はきついながらもだんだんと坂が急勾配になっていくためペースがつかみやすい楽しい道だった。 早めに着いたので無料の吹上温泉露天風呂に朝から入浴。 森の中の風呂に朝入るなんて気持ちいい。有名な露天風呂だが朝のためか人が少なかった。

ゆっくりした後9時から登山。すぐに開けた所にでた。富良野盆地が一望。 遠くに旭川の街も見える。道東で地平線を見ることができなかったけど十分良い景色が見れた。 しかし思ったよりも天気が良くない。平地はほぼ快晴だが山は厚い雲がかかっている。登山者は多く、林間学校か何かの50名ぐらいの団体さんもいた。

山麓から十勝岳

美瑛方面

山小屋を通り過ぎ急な登りになるとガスの中に入る。 そして稜線までくると風がものすごい。しかもかなり寒い。山頂に近づくにつれさらに風が強くなる。指先が冷えて痛い。頂上に着くも一分ほどですぐに下山。こんなところにとてもいられない。10月の槍ヶ岳よりも寒く感じた。少し降りてきたところでさっきの団体さんとすれ違う。 皆さん大変そう。軽装の人も多い。 こんな日に登山をしたらもう一生登山なんかやらないだろうなぁと思いながら通り過ぎる。

山頂 とにかく寒い。

駆け足で登山口に戻りすぐに登山口の温泉に入る。そのあと時間もあるので美瑛方面に下る。 この道は上富良野から吹上温泉までより勾配が緩やかで快適な下り。そしてなにより景色が最高。上の方は美瑛を一望しながら下っていき 下の方は白樺並木沿いを下る。下り坂が終わると今度は長い一直線道路。しかも舗装状態も良く急カーブもないため速度も出しやすい。自転車で吹上温泉まで行く人は上りはきついけど絶対に上富良野から吹上に上って美瑛に降りる道がおすすめ。

美瑛の丘

菜の花畑

そして美瑛で十勝岳側の丘を観光して上富良野に戻った。

上富良野日の出公園キャンプ場〜吹上温泉〜十勝岳〜美瑛〜同キャンプ場

走行距離 64.5km
平均時速 17.5km
総走行距離 3279.7km

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