東日本自転車旅行

48日目 出雲崎〜上越〜糸魚川〜小谷 晴

いっしょに野宿した人と別れ上越に向かう。柏崎から国道8号線に合流。柏崎付近は海水浴場が多く道に車がたくさん停車している。しかし快調に進む。上越では郊外に日本で最大級のスーパーセンターがあるらしいので行ってみたかったがさすがにそのためにわざわざ内陸方面に寄り道をするのも気が引けるので通過。

上越を過ぎると糸魚川までは自転車道が続く。これが非常に走りやすい。所々に専用トンネルがあり入るとヒヤッとするのが気持ちいい。 国道は海水浴場が続き車が多いが自転車道はチャリダーにしか会わずどんどん進める。国道より一段高いところを走っているので眺めも良い。

糸魚川からは松本方面に進む国道148号線の峠越えだ。この道はかなりの難所と予想しているので気を引き締めて進む。

糸魚川までの自転車道

国道148号線はトラックを中心に非常に交通量が多く路肩が狭い。松本方面にしばらく行くと道路工事をしていて渋滞ができていた。クラクションを鳴らされながらもなんとか道の端を進む。工事によって片側通行になっているので一旦車がまとめて通り過ぎるとしばらくは車が来ない。その間にできるだけ距離を稼ぎ次の隊列がやってくると路肩に停止を繰り返して進む。

大正橋を過ぎると本格的な上り。しかも片側通行の場所からかなり距離があるので車の隊列(というよりトラックの隊列)の間隔が短くなってくる。そしてスノージェットに突入。姫川渓谷沿いはほとんどスノージェットみたいだ。きつい上りが続く。

それはいいとして問題なのはまったく路肩がないということ。しかも交通量が半端なく多い。自転車すれすれに大型トラックが通り過ぎていく。途中道幅がやや広くなっているところで車の隊列をやり過ごして進もうとするが見通しが悪く隊列が本当に過ぎたのかがわからない。隊列をやり過ごしても上りの傾斜がきつい為速度がでないがとにかく必死で走る。変な汗が大量にでて体も自転車のハンドルもびしょびしょだ。車道があまりに危険だと判断したため路肩の狭い段差の上も走ったが荷物が壁にあたって車道へ落ちそうになり止む無く車道に戻ったりしながら進んだ。

ようやく平岩に出ると道の分岐がある。もうこんな道進みたくないと県道375号線を行こうとするがなんと数年前の災害で白馬温泉から先が通行止めで進めないらしい。地図にはそんなこと書いてなかっただけにショック。本気で一度上越に戻って長野方面の道を行くことを考えたが売店のおばさんがこの先の国道148号線も大変な道だけどさっきまでの道よりかは路肩が広くなると聞きこのまま国道148号線を進むことを決意。

今まで走った中で最悪の道148号線 糸魚川から新潟長野県境間。姫川渓谷沿いの10km近く続くスノージェットを越え平岩にでたところ。逆方向は車とほとんど同じ速度で下れそう。通るなら絶対に松本から糸魚川へ下りるコースをオススメします。上りはもう絶対に通らないと決めた。

平岩から先はいきなり長いトンネルに入るがそこがまた急。しかしさきほどよりは若干路肩が広い。またまた全身ずぶ濡れになりながら長いトンネルを抜け長野に入るとそこには麗しの広い歩道が!長野県なんて素敵な県なんだ!ありがとう長野県。この日一番の感動。歩道がある県、長野県。これを県のキャッチフレーズにしてもいいぐらいだ。

平岩から長い大所トンネルを越え長野県に入ったところ

その後広い歩道をまるでお花畑をスキップして歩くかのような気持ちで進みながら道の駅小谷へ。ここは温泉があるせいかものすごい数の観光客であふれかえっていた。自転車が浮きまくり。周りで自転車がいるよという会話が聞こえるが声をかけてくれる人はほとんどいないためなんとなく居づらい気分。でも今日はもう進みたくない。温泉に入り閉館までまったあと11時ごろ就寝。

道の駅出雲崎〜柏崎〜上越〜糸魚川〜小谷

走行距離 141.4km
平均時速 16.9km
総走行距離 4610.5km

前の日へ 次の日へ